2007-07-09

憲法改正は、ムードで押し切れ!-法律⑤-

 今日は、真面目な話をしようと思います。なので、襟を正して正座するように!(しなくていいですが。)
 参議院選挙が、もうすぐ公示されます。当初は、憲法改正が争点になるとか、するとか言われてましたが、年金が消えたとか、宙に浮いたとか、手品のせいで争点落ちしました。そこで、憲法改正について考えましょう。

 憲法改正は、近い将来実現するというのが、僕の結論です。というのも、憲法なんて、どーでもいいからです。
 どーでもいいというのは、それこそ、暴論ですが、実際、そうなんじゃないかと思います。たとえば、こうやって、ブログに好き勝手書いてるのは、憲法が表現の自由を保障してるからだ!!とか、限定品のバックを手に入れられたのは、憲法が財産権を保障してるからだ!とか普段は、考えないからです。
 要するに、憲法って実感してないんです(現に、参院選の争点も憲法より年金ですからね。)。だから、憲法って改正してどうなるの?てな感じで。
 
 なので、憲法改正の正攻法は、①憲法を国民に実感させる。②現行憲法の問題点を挙げる。③改正によって、どうなるのかを示す。このプロセスをたどるべきです。
 だいたい、僕は、国会で憲法改正を議論するかどうかのレベルも、国民投票すべきだと思ってるんで。

 しかし、憲法改正派が採った戦略は、ムードで押し切れ!!だったのです。これは、実にいい手です、善し悪しは別にして(手段としては、最低最悪!)・・・政治家もやるじゃないか!?
 戦後レジームからの脱却とか、美しい国とか、体のいいことを言っとけばいいんです。国民が憲法を実感しない内に、憲法改正?ピンとこないんだけどとか言ってる内に、改正ムードを作っとけばいいんです!
 さらに、憲法改正に際しては、プラスマイナスでプラスにみえるようにしとけば、万全!!たとえば、9条改正がマイナスだとすると、プライバシー権(すでに、認められてるけど・・・)と環境権(たぶん、権利として認められないと思う・・・)を一緒に盛り込めば、プラス1っぽいわけです。実際は、9条が改正されただけなんだけどね。
 こうなってくると、年金問題も改正派の戦略としか思えないんですが・・・考えすぎか?

 で、対する反改正派はといえば・・・参謀がいないんでしょうか?うん、いないみたいですね。9条は、日本の、いや、世界の宝です!!って、ムードで返してどーする!?
 こないだの、総選挙を経験してないのか!?ムードで押し切られたじゃないか!?何を学んだんですか?
 反改正派こそ、正攻法に徹するべきです。そもそも、改正派のムードで押し切るってのは、国民が憲法を実感してないのが前提になってるんだから、前提を崩せばいいんです。

 ね、憲法は近い将来、改正されると思います。

   ♪Mr.Children「もっと」(アルバム「HOME」収録)

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