2011-12-31

おそらくは2011年最後の話

 間もなく,2011年が終わろうとしています。おそらくというか,きっと,今年最後の話になると思います。が,何の話をするかまったく,決めずに書いてます。このままどこに向かうんだろうか?
 
 1年の最後というと,今年を振り返ってとか,今年の重大ニュースとかで締めるのが定番ですが,そんなコトは,新聞とかテレビで散々やってるんで,もういいでしょうと。
 社会のことではなくて,個人的な重大ニュースでもと思ったりもしますが,そんな重大ニュースなんて,公使ともにないし・・・ってか,ここ数年完全に,伸び悩んでる気がします。成長のない1年って,ムダ以外の何でもなくて・・・
 とはいえ,ダラダラ1年を過ごしていたわけでもないんですよねぇ~というか,年々時間が経つのが早くなっていて,1週間はあっという間に終わるし,1か月もすぐに終わるし,気づいたら半年,1年って経過してるし・・・一体どうなってんだ?
 おそらくは,1年の抱負みたいなのを最初に決めてないから,こんな事態になってるんでしょうが,抱負と言ってもなぁ~もう,完全に惰性で生きてるし・・・2012年は惰性で生きない!とかいう抽象的な抱負はダメなんですよ,たぶん,具体的じゃないと・・・

 結局,ただのグチで1年を締めくくるという最悪な終わりになりそうなんで,2012年に少しだけ期待して強引に締めくくってみる。

 ♪Mr.Children「言わせてみてぇもんだ」(アルバム:シフクノオト 収録)

2011-12-26

電子書籍は売らなくてもいい?

 青天霹靂にわか雨では,度々,日本の電子書籍について,クソ生意気に価格が高すぎるとか,ホントは,売る気がないだろとか言ってきましたが,別に売る必要はないんだという話です。

 法律書―だけではないが―でおなじみの有斐閣が,日本ユニシスというところと定額制の電子書籍閲覧サービスを始めるそうです。
 定額制で年間1万2000円 (月1000円)で提供されるすべての書籍を読むことができるというものらしいです。
 このサービスのスゴいトコロは,単に読めるだけではなくて,書籍間のリンクを辿って引用や参考文献といった情報を簡単に辿るコトができるようになるそうです。これは,かなり便利ですネ。法律書って,いろんな文献から引用されてたり,参照文献があがってたりするんですが,手元にない!ってコトが結構あるんですよねぇ~
 さらに,複数書籍から必要な部分(・段落など)を取り出して組み合わせるコトができるらしいです。これは,起案の時に楽できそうですネ。

 電子書籍の特性を生かしてるサービスだと思います。ただ,結局は品揃えにかかってるとは思いますが・・・とはいえ,利用料は,たぶん経費で落ちると思うんで,使ってみようかと思ってます。なるほど,電子書籍は,別に1冊1冊売る必要はないんですネ。 

 ♪Mr.Children「もっと」(アルバム:HOME収録)

2011-12-21

ネット社会の弊害だといっても過言ではない

 電車内でよく見る光景はいくつかありますが,最近,雑誌や新聞,本を読む人は減っていて,スマホやタブレット端末をいじってる人が増えている気がします。中には,ノートパソコンを広げている人も・・・
 
 新幹線や新幹線以外でもJRの特急とか長距離列車ならノートパソコンを広げてというのも理解できなくはないんですが,普通の通勤電車でわざわざ広げることはないんじゃないかと。
 もっとも,他人のノートパソコンのモニタを覗き込んでるわけではないんで,何をしてるのかは定かではないですが,おそらく仕事なんでしょうね。ネットサーフィンだったら,スマホでいいわけだし・・・
 仕事をしているとして,何も,通勤時間まで働かなくてもいいのにと思います。ネット社会の功罪でいうと,罪の部分ですよネ。今後,クラウド化が進んでいけば,さらに仕事漬けになりそうな予感がします。いつでもどこでも情報にアクセスできるということは,いつでもどこでも仕事ができるわけで,いつでもどこでも仕事をさせられる可能性が・・・

 その割に,ネット社会の功罪の功の部分って,仕事面では,あんまり実感しませんよネ。たとえば,クラウド化が進めば,何も会社に行く必要はなくなるわけですが,未だに通勤ラッシュに電車の中に押し込められているわけで・・・

 ♪Mr.Children「シーラカンス」(アルバム:深海 収録)

年末だけど,やっぱり意味はないんですよ・・・

 季節感も何もなくてタダタダ写真を載せるだけの恒例の月1企画です。今月の1枚もやっぱり季節感はまったくない1枚です。


 先日,久しぶりに東京に行きました。研修で行ったので,せっかくの東京を満喫できず・・・夜行バスで東京に行って築地で朝食をって楽しみ方があるようです・・・やっぱ,新幹線がいいんで,バスはちょっと。
 で,朝の東京を1枚。銀座付近ですが,夜とは表情が違いますね。というか,東京ってやっぱ,洗練されてますよね。それにひきかえ大阪は・・・

 ♪Mr.Children「東京」(アルバム:SUPERMARKET FANTASY収録)

2011-12-20

やっぱり気になるんでフォローしておくことにした

 すでに散々―といっても法曹関係者に限るのだが―話題になっているんで,時機に後れた感は否めませんが,修習生に関する話題を2つばかし。

 まず1つ目は,新64期の修習生の2回試験の結果が発表されました。2回試験は,全員合格するのが原則となっている―と思う―試験なので,不合格者が発表されます。新64期の不合格者は,56人で不合格率は2.7%でした。
 旧64期の不合格率が9.8%だったんで,劇的に改善されたようです。もっとも,新修習は,6%以下,ここ数年は3~4%くらいで推移してたので,旧修習どうなってんだろ?って感じだったわけですが・・・

 ともあれ,2回試験に合格したので,晴れて法曹デビューかというと,そうではないんですというのが2つ目の話です。
 日弁によると,新64期の司法修習生のうち,修習終了後に弁護士に一括登録しなかった人が約400人いるらしいです。
 約となってるのは,中には優秀な人がいて,任官,任検する人がいるんですが,まだ,人数が確定できてないためです。
 まぁ,12月分の弁護士会費負担を嫌って1月に登録する人もいるんで,約400人の修習生全員が就職先がないわけではないんですが・・・
 しかし,それでも300人は優に超えてますよね,たぶん。法科大学院まで経て弁護士資格を取ったのに,その資格を生かせないって,何の冗談なんでしょうか?また,登録してる人だって,即独だったり,ノキ弁だったりして実質,就職先がない人も含まれてるハズです。
 司法制度改革が描いた未来は,こんな未来だったんでしょうか?いや,そうじゃないですよね,たぶん。12月の寒空に,借金だけを抱えた弁護士資格所持者が街にあふれるてるわけですが,何の冗談なんだ一体!?

 ♪Mr.Children「十二月のセントラルパークブルース」(アルバム:Q収録)

2011-12-15

まだ間に合うかもしれない

 去る12月10日は皆既月食でした。あちこちで観測できたようです。まだ余韻が少し残ってるところですが,新たな天体ショーが見れるかもしれません。
 
 年間最大の流星群と言われてるふたご座流星群がピークです。ふたご座流星群は,12月上旬くらいから見え始め,中旬に数が増えてきますが,極大を過ぎると途端に減少してしまいます。
 で,問題の極大ですが,12月14日深夜から15日未明にかけてと予想されてます。そう,まさに今,極大のまっさ中です。
 深夜の2時ころに,放射点が天頂付近になるんで,真上から降ってくるように見え,午前5時ころまで観察できるようです。
 
 しかし,問題は月明かりです。どうも12月18日が下弦の月(半月)で14日は,放射点であるふたご座を追いかけるように明るい月がのぼってきてるみたいで・・・
 うまくいけば,天体ショーが見れるんですが,平日の深夜はキツイって・・・次の日,仕事休めないし・・・

 ♪Mr.Children「天頂バス」(アルバム:シフクノオト 収録)

2011-12-11

ごはん屋さんに行って,これ,おいしいよ⑲

 極個人的なおススメ―主に小説―を紹介するごはん屋さんのコーナーです。数年前と比べて小説を読む冊数は明らかに増えてますが,ご無沙汰になりました。

 今回,紹介するのは,伊坂幸太郎「モダンタイムス」(講談社文庫)です。
 この話の舞台は,「魔王」(講談社文庫)から50年後の世界で,魔王の続編になっています。といっても,直接の続編ではないんで,「魔王」を読んでなくても楽しめますが,やっぱ,「魔王」を読んでからの方が楽しめると思います。唐突に,腹話術って言われてもネ・・・
 「魔王」もそうなんですが,「モダンタイムス」でも敵(?)は,目に見えなくて・・・謎が残ったまま終わるんで,読んでスカッとはしないんですが,話自体は,楽しめます。
 
 文庫だと上下2冊になります。もともと漫画雑誌に連載されていた小説で,ハードカバーには,雑誌掲載時の挿絵が入ったものも発売されてました―もっとも,今も売ってるのかは定かではないが―。
 
 ♪Mr.Children「CENTER OF UNIVERSE」(アルバム:Q収録)

模範六法vs判例六法Professional③

 これまで,青天霹靂にわか雨では,模範六法vs判例六法Professionalと題して,過去2回取り上げてきました。どうも意外とアクセスがあるようなので,第3回をやる―必然性はないのだが―コトにしました。
 過去2回は,収録法令数や判例付法令数とかを比較しましたが,今回は,編集員を比較してみようと思います。

 ということで,まずは,模範六法の編集員は,以下の方々です(敬称略)。
 淡路剛久(早稲田),野澤正充(立教) ,石井美智子(明治),小塚荘一郎(学習院),北村雅史(京大),前田雅弘(京大),早川徹(関大),伊藤眞(早稲田),上原敏夫(明治),山本和彦(一橋),川端博(明治),佐久間修(阪大),渡辺修(甲南),村中孝史(京大),舟田正之(立教)
 以上の編集員以外に,編集顧問として以下の方々の名前が挙がっています(敬称略)。
 落合誠一(中央),小山昇(北大),竹下守夫(一橋),大塚仁(名古屋),片岡曻(京大),西谷敏(大阪市立),石本康雄(大阪市立)

 一方,判例六法Professionalの編集員ですが,有斐閣のHPには,編集代表までしか載ってなかったんですが,編集代表は以下の方々です(敬称略)。
 江頭憲治郎(早稲田),小早川光郎(成蹊),西田典之(学習院),高橋宏志(中央),井上正仁(東大),能見善久(学習院)

  六法買うのに,編集員が誰かなんて,意識したコトはなかったんですが,こうやってみると,そうそうたる顔ぶれで・・・
 どうも判例六法Professionalの方は,関西の先生は関わってないような感じですね。模範六法の方は,関西の先生も割と関わってますね。
 過去2回も書いたような気がしますが,結局は,好みなんですが,編集員の顔ぶれを参考にしてみるものいいかもしれません。

 ♪Mr.Children「擬態」(アルバム:SENSE収録)

2011-12-06

勘違い騎士道は,踏んだり蹴ったり

 最近,ふっと思ったのは,法律の勉強って,縁のない人にとっては,どんな印象なんでしょうか?たとえば,六法を何気にめくってみると,条文が割と細かい字でぎっしりと・・・これだけ見ると,学習意欲を確実にそぎます
 でも,勘違い騎士道事件とか踏んだり蹴ったり判決とか聞くと,何かちょっと興味を引きますよね?
 
 訴訟になじまないと言われてる日本であっても毎年かなりの数の事件が訴訟提起されてます。そんな裁判も社会的に注目される事件はごくわずかです。そこまでいかなくても判例雑誌等の公刊物に載って法曹関係者に注目される判決も少数です。
 そんな少数精鋭―?―の判決の中には,リードで挙げた勘違い騎士道事件や踏んだり蹴ったり事件みたいな法学部生なら誰でも知ってるような通称名が付くことがあります。もっとも,学者が言い出したのか,実務家が言い出したのか,予備校関係者が言い出したのか,学生が言い出したのかは定かではないですが・・・無機質っぽい裁判に興味を持ってもらうための学者の画策なのかな?と思ったりもしますが。

 この通称名ですが,ここまでインパクトのある名前が付くことはそうそうありません。憲法の判例とかは,全逓東京中郵事件とか愛媛玉串料訴訟とか,割とそのまんまです。
 ところで,労働法の基本書や判例集の索引を眺めてると,事件名は,ほぼ企業名になっています。これって,実は結構マイナスなんじゃないかと思っています。あの会社って過去に,結構,ひどいコトしてたんじゃないかって・・・もちろん裁判例はすべて労働者側の主張が認めれたものばかりではなくて,使用者側の主張が認められたのもあるんですけどね。
もしや,労働事件の事件名のつけ方は,間接的に使用者に労働法を順守させようと労働法学者が画策してると考えるのは,飛躍のしすぎと言っても過言ではない!

 ♪BUMP OF CHICKEN「ギルド」(アルバム:ユグドラシル収録)

2011-12-04

結局,文庫買うのか・・・

 以前に,青天霹靂にわか雨で,電子書籍について書いたコトがあります。値段が高すぎる,少なくとも紙媒体以下の価格じゃないと買わないでしょうと。
 というコトは,紙媒体以下の価格であれば,電子書籍を買うかというと,実はそうでもなかったという話です。

 哲学書としては異例ともいえるベストセラーになったマイケル・サンデル教授の「これからの『正義』の話をしよう」が早川書房から文庫版が発売されました。文庫本の価格は900円(税別)です。
 で,文庫本の発売に伴って,一足先に発売されていた電子書籍版は700円に値下げしました。 この辺りの価格設定は,さすが,わかってらっしゃる!そうなんですよね,電子書籍の値段は文庫本よりも低価格でないと買おうと思わないんですよね。
 という価格設定なので,電子書籍版を買ったのかといえば,今回は文庫の方を買いました。当然,最初は電子書籍を買おうと思ってましたが,評価が低い。どうも電子書籍としてはあまり洗練されていないようです。

 無料だったら,読めればいいじゃんって思うんでしょうが,有料なんで読めればいいってわけではなくて,多少ハードル上がるんですよね。電子データ化するだけなら,スキャンすれば足りるんで・・・あと,やっぱ,内容をちゃんと確かめれないのはマイナスですよねぇ~ 
 ということを考慮すると,電子書籍の価格って紙媒体以下なのは,もちろん,もっと下げないと手が出ないなぁ~と個人的には思ってます。

 ♪Mr.Children「終末のコンフィデンスソング」(アルバム:SUPERMARKET FANTASY収録)

2011-12-03

自信を持って足を描いたのに,蛇ではないと罵倒されて・・・

 早いもので,気が付けばいつの間にか12月になりました。2011年ももう終わります。今年も結局,相変わらずだったわけで・・・ダメじゃんって酷評する前に,恒例の蛇足のコーナーです。
 
 日弁―だっけ?―がデモに参加しようとか呼びかけてたような気が・・・デモったって日本ではただの行進ですからね,あんま効果がなさそう。

 判例付小型六法ってそんなに需要がないと思ってたんですが,結構,アクセスがあって,どうも需要があるようですネ。

 こっちは,ほとんどアクセスがなくて,ということは・・・

 この会社に触発されたというわけではないんでしょうが,二弁が即独弁護士用に事務所スペースを提供します。まぁ,有料なんですけどね・・・

 予備試験合格者の青田買いが始まっています。まぁ,そういう方向になるんでしょうネ。

 もっともアメリカからアクセスがあるからといって,アメリカ人だとは限らないわけですが,日本語わかってるんだろうか?

 弁護士会の健康診断はいつの間にか受付が終わってました。今年は事務所全員受けるコトになっていたらしいんですが,メンドクサイんですって!

 震災直後に花見とかは自粛されてましたが,クリスマスにはそんな話は―関西では―まったくなく,ほぼ例年通り。冬は夏以上の節電しないとダメなんじゃ?

 民主党の作業チームが法曹養成制度の見直しの方向性を来年3月までに明示するそうです。ところで,給費制廃止・貸与制移行って取りまとめをした法曹の養成に関するフォーラムは今,何してるんだっけ?

 ♪Mr.Children「かぞえうた」(アルバム未収録)

今さらながら,都構想の根拠法を見ておこう

  大阪市を廃止し特別区を設置するいわゆる大阪都構想の2度目の住民投票が11月に行われます。前回の住民投票は僅差で否決されましたが,今回はどうなるんでしょうか?  そんな大阪都構想の是非は,いったん置いといて,その根拠となっている大都市地域における特別区の設置に関する法律の条文を...