お勧めの本やらを紹介するコーナーですが,今回は番外編ということで,司法修習中に読んだり,勧められたりした本を紹介しようと思います。
まずは,民事編からです。
1 改訂紛争類型別の要件事実(法曹会,平成18年)
通称,類型別。修習生のバイブルです。ロースクールで読んでるのに,いまだにお世話になってます。
2 第3版民事訴訟第一審手続の解説(法曹会,平成16年)
通称,一審解説。民訴の手続きがよくわかります。基本書はこの辺がよくわかりません。ちなみに,修習生が持ってるのは,市販されているのと,事件が違うようです。
3 事実摘示記載例集(法曹会,平成18年)
民裁起案の手引の別冊です。修習生用は,ほんとに別冊なので,ピックアップしておきました。市販されているのは,民裁起案の手引と一体してたハズです。
4 要件事実30講(弘文堂,平成19年)
類型別は結論しか書いてないので,類型別を深く学習するためにお勧めです。
5 民事訴訟における事実認定(法曹会,平成19年)
待望の事実認定の本です。事実認定の考え方の参考になります。
6 事実認定の考え方と実務(民事法研究会,平成20年)
Jが強烈にお勧め!上の5より,わかりやすい本です。先にこっちを読んだほうがいいかも。
7 民事実実務講義案Ⅰ四訂版,Ⅲ三訂版(司法協会,平成20年,18年)
書記官用ですが,実務はこれで動いてるので,参考になる本です。B志望でもⅠとⅢはあって損はないそうです(Ⅱはいらない)。
8 講義民事訴訟法(東京大学出版会,平成19年)
司法協会の民事訴訟講義案の著者が書いた基本書です。これからのスタンダードになるんじゃないでしょうか?要件事実に言及してあるところなんかもいい感じです。
次に,刑事系を。
1 刑事第一審公判手続の概要(法曹会,平成19年)
刑事裁判の手続きがよくわかる一冊です。
2 条解刑法第2版(弘文堂,平成19年)
通称,条解。刑法のコンメンタールです。これ一冊で刑法すべてをカバー!Jの机の上にも必ず置いてあるんで,買っといて損はないでしょう。
3 条解刑事訴訟法第3版増補版(弘文堂,平成18年)
条解の刑訴です。これ一冊で刑訴すべてをカバー!Jの机の上にも置いてあるんで,買っておいて損はないでしょう。判例が豊富に載ってるところが特色です。近々,改訂するんじゃないかと噂されてます。
4 増補令状基本問題上下(判例時報社,平成14年)
令状については,これを抑えれば,完璧です!
5 刑事尋問技術改訂版(ぎょうせい,平成18年)
刑事の模擬裁で尋問担当になったら,読みましょう。
6 刑事事実認定重要判決50選上下補訂版(立花書房,平成19年)
刑事の事実認定の参考になります。判例のメルクマールとかを確認しておきましょう。
♪Mr.Children「僕らの音」(アルバム:I ♥ U収録)
なるべく,語感と言うか語呂のいい言葉を探しました。とにかく探しました。で,見つけました!?青天霹靂にわか雨!!
青天の霹靂なんていうから,何事かと思ったら・・・にわか雨って!?
青天霹靂にわか雨。深いんだか,浅いんだか,そんな感じの取りとめのない法律家のタダの戯言(ざれごと)です。
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