2007-10-09

ごはん屋さんに一緒に行って、これ、おいしいよ。

 秋です。秋といえば、秋の夜長をどう過ごすか?という切実な問題があります。まぁ、時計のせいで秋も夏も夜の長さは変わらないんですが・・・ってなわけで、こんな本は、どうでしょう?

 朔立木・死亡推定時刻 (光文社文庫)
 ドラマ化されたようで、知ってる人もいるんじゃないかと思いますが、内容は、刑事弁護の教科書にそのまま使えるんじゃないかっていう出来栄えです。タイトルにもなってる死亡推定時刻ってのがキーワードになってます。

 ①まず、誘拐事件が発生します。身代金の受け渡し方法等、ミステリーかと思わせます。
 ②死体発見~冤罪までは、ドキュメンタリーを読んでるようです。怒りすら覚えます。フィクションですよね?
 ③やっと、まともな弁護士が登場。次々に疑問点が出てきて、冤罪だと確信。この辺が、刑事弁護の教科書として使えそうです。
 ④控訴審が開始。判決は・・・それをここで書くのは反則だと思うので、書きません。

 法曹志望者は一読しておくべき小説ですね。法律家って何なのか?なぜ、法律家を志したか?原点に帰れます。

 ♪Mr.Children「everybody goes -秩序のない現代にドロップキック-」(アルバム「BOLERO」収録)

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今さらながら,都構想の根拠法を見ておこう

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