2009-09-29

ごはん屋さんに一緒に行って,これ,おいしいよ⑩

 秋の夜長には,やっぱ読書だ!という独断と偏見から,久しぶりにこのコーナーをお送りしようと思います。
 これまで読んだ小説の中から,強烈にプッシュするのではなく,これ,いいよぐらいの感じです。

 閑話休題,今回紹介するのは,やっぱり伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」(祥伝社)です。先月の終わりごろにとうとう文庫化されたので,読んじゃいました(実は,新書版のときにも読んでいる)。文庫化に際して,ボーナストラックとして短編(もちろん,「陽気なギャング」シリーズ)が収録されています。

 で,本書は,「陽気なギャング」シリーズの続編です。伊坂幸太郎が本格的な続編を書いたのは,本書が初です。率直な感想としては,前作(陽気なギャングが地球を回す)がめちゃくちゃ良かっただけに物足りなさがあることは否めませんもともとが長編ではなかったという事情もあるのかもしれませんが・・・ただ,そうは言っても,さすが伊坂幸太郎といったところではありました。

 ♪絢香「ゴールドスター」(アルバム:Sing to the Sky収録)

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