2011-03-27

買うべきか,買わざるべきか,それが問題だといっても過言ではない

 少し前に,基本書が新年度,新学期を狙ったかのように改訂されているという話をしました。基本書が改訂される度に迷うのが,新しい版を買おうかどうか?です。

 法律自体が改正されなくても,その分野では,絶えず新しい判例が出たり学説の議論の状況が変わったりするので,法律を勉強するには,最新の版を使うべきであるコトは言うまでもありません。
 また,法律自体の改正はなくても,委任している政令が絶えず改正される場合もあって,やっぱり,最新の版を使うべきであるコトは言うまでもありません。

 ただ,新しい版の基本書に買い換えた場合も残念ながらほどんどのページは,同じコトが書いてあるんですよねぇ~改訂された箇所を探す方が難しかったり・・・なので,買い換える必要はないんじゃないかとも。というか,値段が張るんで買い換えたくはないんです,極力は。
 判例の補充であれば,重要な判例は,他でフォローしてるコトが多いのも事実です。重判を毎年買うかどうかは,別にして,チェックはするでしょうし。政令の改正も微妙といえば,微妙ですよね。会社法なんかは,毎年のように法務省令は改正されてる印象ですが,細かすぎるんですよね。

 こうなってくると,法律の基本書も電子書籍化されれば,改訂部分だけを追加購入するなんていう効率的な方法でフォローすることができます。紙の本でも加除式はありますが,経済的じゃない感が・・・結構,頻繁に改訂されて,すぐに1冊分くらいの値段になるんですよねぇ~,なぜか。

 という感じで,実は,改訂されてもすぐには買い換えてません。2回くらい改訂されたら,さすがに買っときますかくらいの感覚です。ただ,法律の改正による改訂の場合は,すぐに買い換えてます。
 というか,経費で落とせるんで,バンバン買ってもいいんですけどね,実は。

 ♪Mr.Children「ニシエヒガシエ」(アルバム:DISCOVERY収録)

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