2011-03-19

新学期,新年度を狙ってますよね?

 もうすぐ,4月になります。4月といえば,新年度,新学年のスタート月です。
 新年度や新学年といえば,当然,教科書も新しくなります。大学も例外ではありません。しかも,大学の教科書って,普通の書籍なんで,やたら高いんですよね・・・で,法律学の分野でも新年度,新学年を狙ったしか思えない改訂ラッシュが・・・

 まず,芦部信喜(高橋和之補訂)「憲法」第5版(岩波書店)が3月10日に発売されました。4年振りの改訂です。といっても,芦部先生はすでに亡くなってるので,高橋先生によって判例等の補充に留まっています。

 次に,宇賀克也「行政法概説Ⅰ」第4版(有斐閣)が3月に発売されました。コラムが新設されてるのが,改訂の大きな特徴みたいですね。そういえば,宇賀先生は,「行政法概説Ⅱ」第3版(有斐閣)も3月下旬に発売されます。まだありました・・・地方自治法概説も改訂されるみたいですね。

 会社法の基本書で人気が出てる「リーガルクエスト会社法」第2版(有斐閣)も3月に改訂されます。会社法でいえば,神田先生も改訂されてましたね。

 内民こと,内田民法も「民法Ⅱ(債権各論)」第3版(東京大学出版会)が改訂され,2月に発売されてます。
 東京大学出版会からは,他にも,前田雅英「刑法総論講義」第5版が3月改訂,藤田広美「講義民事訴訟法」第2版が4月に発売されます。藤田民訴は,上訴等にも言及するみたいですね。

 民訴関係でいうと,条解シリーズから条解民事訴訟法第2版(弘文堂)がやっと発売されます。条解は,コンメンタールとしてはコンパクトなんですが,中身は充実してます。

 ざっと,挙げただけでもかなりの法律書が3月,4月に改訂されます。古い基本書を使ってるとどうしても情報が古いんで買い換えるべきなんですが,マーカーとか書込みがなくなるんで,ちょっと残念な気もしなくはないですが・・・あとは,財布と要相談です。法律書は高いからなぁ~

 ♪Mr.Children「僕らの音」(アルバム:I ♥ U収録)

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