以前に,このブログで,刑事の国選弁護人の選任について書きましたが,今回も刑事の国選の話です。
他の弁護士会はどうか知りませんが,大阪では,国選弁護人名簿みたいなものがあって,国選事件をやってもいいよ!という弁護士は,その名簿に登録します。
名簿に登録する際,アンケートに答えます。どういう内容かというと,①1年間に何回,国選事件をやりますか?とか②高裁の事件をやりますか?とか③大阪地裁本庁以外の裁判所の事件をやりますか?といった内容だったと思います。
①の何回国選事件をやりますか?ですが,標準が4回となっています。3か月に一度回ってくるという感じです。なので,刑事をバリバリやりたいという人は別として,たいていは4回で登録してるんだと思います。
が,しかし,なぜだか,すでに4回を超えてしまいました。3月に1件,4月に1件,5月は3件というハイペースです。なぜに,こんなコトになったかというと,事務所のボスの事件の割当を振られたからです。建前上は,交代ですが,おそらく交代ではなく,割当なんだろうなと思います。
まぁ,刑事事件だけはなく,やればやるほどスキルアップするはずなんで,それはそれでいいとは思いますが,果たしてスキルアップしてるんでしょうか?
そもそも,弁護士は刑事の公判を指導してもらえません。新任の検察官は,横に指導係の検事が座ってって公判に臨み,公判が終わると裁判官室へ講評を聴きに・・・
で,弁護士はというと,なぜか一人で公判に臨み,裁判官室に講評を聴きに行っていいんだろうか?そんな話は聞いたことがないんだけど・・・
検察官と弁護士のこの扱いの差は何なんだ?どっちも新人なんですが?
♪Mr.Children「もっと」(アルバム:「HOME」収録)
なるべく,語感と言うか語呂のいい言葉を探しました。とにかく探しました。で,見つけました!?青天霹靂にわか雨!!
青天の霹靂なんていうから,何事かと思ったら・・・にわか雨って!?
青天霹靂にわか雨。深いんだか,浅いんだか,そんな感じの取りとめのない法律家のタダの戯言(ざれごと)です。
2009-05-17
登録:
コメントの投稿 (Atom)
今さらながら,都構想の根拠法を見ておこう
大阪市を廃止し特別区を設置するいわゆる大阪都構想の2度目の住民投票が11月に行われます。前回の住民投票は僅差で否決されましたが,今回はどうなるんでしょうか? そんな大阪都構想の是非は,いったん置いといて,その根拠となっている大都市地域における特別区の設置に関する法律の条文を...
-
青天霹靂にわか雨のアクセスを何と気なしに見てると,何気に, 模範六法vs判例六法―法律⑭― がここ数日,読まれてるようです。 なぜ,この時期に? という疑問はあるものの,平成19年の記事なんで,古くなった感は否めません。ってなわけで,改めて模範六法vs判例六法です。 以前...
-
10月になりました(だいぶ前から)!この時期は、そろそろ来年度の六法が出揃う頃でもあります。六法といっても、ピンからキリまでありますが、司法修習生に人気なのは 模範六法 です。単に、模範六法クラスじゃないと使えず、他に選択肢がなかったダケかもしれませんが・・・ しかし、今年か...
-
「 世界初,ハイレゾ級骨伝導イヤホン 」であるearsopenというプロジェクトがクラウドファンディングで資金を募集していたので,ポチってみました。 で,ようやく,リターンである 実物が届きました 。さっそく,使ってみた感想を少しだけ書いておきます。 クリップ式にな...
0 件のコメント:
コメントを投稿