2007-06-18

新司法試験択一試験結果の陳腐な分析

 新司法試験の択一試験の結果が法務省から発表されました(随分、前に)。そこで、これから、ロースクールでも行こうかと思ってる人もいるんじゃないかってコトで、結果を分析してみましょう。

 まず、受験者数のトップ10 これは、どーでもいいデータですね。
 1、東大
 2、中央
 3、慶応
 4、早稲田
 5、京大       受験者数のトップは、東大でした(だから?)
 6、明治
 7、立命
 8、同志社
 9、関大
 10、関学

 次に、択一合格者数トップ10 これは、気になるデータですね。
 1、東大
 2、中央
 3、慶応
 4、京大
 5、早稲田      ここでもトップは、東大!まぁ、受験者数の順位とほぼ同じです。
 6、明治
 7、立命
 8、同志社
 9、関学
 10、関大

 次は、合格率トップ10 合格者数は、下手な鉄砲・・・ってコトもあるので、合格率が重要です。
 1、福岡
 2、京大
 3、千葉
 4、中京
 5、一橋       ほら、やっぱり!上の合格者数トップ10と様変わりです。
 6、神大       合格者数と同時ランクインは、京大と慶応の2校だけ!!
 7、琉球
 8、広島
 9、慶応
 10、上智

 これらの結果からみると、京大が一番優秀?数打って、ほぼ命中ですからね。
 気になるのは、関西勢の合格率の低さ。トップ10にわずか2校。トップ20まで広げても、2校のまま。一方、関東勢はトップ20に9校がランクイン!!
 やはり、関東、上京しないと。こうやって、東京1極集中が進むんですね。

 最後に、正々堂々率を。これは、出願した人が実際、どれだけ試験を受けたかという割合です。なぜに、正々堂々率と言うかと、①大学側が受け控えさせた?②①じゃなくても、出願したけど、いや、今年受けないんでっていう人は、なんか卑怯(個人的意見、こういう人に限って、人の邪魔したりするんで)とう理由です。
 1、慶応
 2、一橋
 3、琉球
 4、東北
 5、東北学院       これをみると、上位校でも受け控えが・・・
 6、千葉          受け控えせず、意欲の高い学生が多いのは、慶応一橋
 7、大阪市立
 8、北海道
 9、中央
 10、京大

 もう一つ、気になるデータが・・・上の合格率トップの福岡は、正々堂々率が全国最低の33,3%、実に7割近くの学生が受け控え!
 正々堂々率の理由として、①と②を挙げましたが、前者の場合・・・まんまと成功してるじゃないか!?恐るべし、福岡大学・・・

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