2015-09-21

争い方は?

 多くの憲法学者や元最高裁判事,元内閣法制局長が違憲だと指摘してきた安保法案が可決成立してしまいました。次は法廷闘争かという流れになり,年内にも集団違憲訴訟提訴か?と報道されてます。

 憲法は,裁判所に違憲審査権を付与していますが,この違憲審査権は,抽象的違憲審査権ではないと解されています。つまり,法律が違憲かどうかを直接,裁判で判断することはできず,具体的事件の解決の中で,法律が違憲かどうかを判断するにとどまります。

 安保法制に関して言うと,一般国民が具体的事件に巻き込まれることは,おそらくないでしょう。とすると,施行後,安保法制に基づいて,たとえば海外派兵を命じられた自衛隊員が,それを拒否し,何らかの処分を受けた後にその処分の取消しを求めるとかいうことになる。
 安保法案賛成派が,訴訟すればいいじゃん!と反対派に言ってたのは,どうせ,訴訟なんてできるわけないでしょ!とわかっての発言だったわけです。

 今回の訴訟は,著名な憲法学者も原告団に入るらしいので,訴訟の入り口でこけることはないと思いますが,どうも国賠でいくらしい。国賠か・・・

 ♪Mr.Children「タガタメ」(アルバム:シフクノオト収録)

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今さらながら,都構想の根拠法を見ておこう

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