2015-09-15

運用は変わってないんだけど・・・

 平成27年4月から大阪地方裁判所の同時廃止用の破産申立書式が新しくなりました。申立書式の中に,免責不許可事由がないかどうかをチェックするものがあります。
 免責不許可事由の「浪費」の中に,「ゲーム代その他の有料サイト利用代等」のチェックがデフォルトで追加されましたんですが・・・

 某弁護士がそのコトをTwitterでつぶやいたところ,ゲーム課金が免責不許可事由に追加された的なまとめサイトができたりしました。
 別に,破産法が改正されたわけでも,裁判所の運用が変わったわけでもありません。改訂前の書式にデフォルトでゲーム課金の欄はありませんでしたが,「その他」っていう項目があったんで,普通の申立代理人は,これ高いよなぁ~と思ったら免責不許可事由として「その他」記載するかどうかは,別として何らかの説明をしてたハズです。というのも,裁判所も携帯代が高い場合は,何でこんなに高いの?と説明を求めていたからです。

 新書式にデフォルトでゲーム課金のチェック欄が入ったのは,申立時にスルーして,申立後に裁判所から指摘される申立代理人が増えたんで,裁判所がメンドくさくなって,申立前にちゃんとチェックしとけよ!ということなんだろうなと思っています。

 ゲーム課金以外にも, たとえば,au Walletで食料品とか日用品を買いまくられると携帯代が高くなるんで,説明しとかないと裁判所からツッコまれたり,機種代の割賦代金が入ってるんですとか,チョッとメンドくさいんですよ,携帯代って。

 ♪Mr.Children「LOVE」(アルバム:Versus収録)

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