司法修習を修了した新64期の元修習生のうち,修習修了後に弁護士に一括登録しなかった人が約400人いるという話を去年しました。
年が明けて―未確認情報だが―50人くらいは弁護士登録してるようなので, 約350人くらいは,弁護士登録をしてないようです。
約350人が弁護士登録しない理由としては,就職先がないということが一番の理由なのではないかと思います。弁護士登録した人の中にも,就職先がなく,やむを得ず即独や軒弁としてスタートを切った人も多いのではないかと思われます。
無事に就職できた弁護士や即独や軒弁でもそこそこ稼げてる弁護士はいいんでしょうが,司法修習修了後,忘れたころに,思わぬ出費が待っています。
新64期の修習生までは,給費制が維持されてたので,給費を受けていました。所得税は,源泉徴収されてたんですが,住民税は源泉徴収されてません。なので,春くらいに,住民税の納税通知が届きます。納税額はそこそこの金額で・・・不意打ちといっても過言ではありません。
そう考えると,給費制って,国から給費を受けて,一部を国にキャッシュバックして,さらに地方自治体に一部を支払ってたんですネ。
ちなみに,所得税法は,包括的所得概念を採用していると考えられています。なので,所得とは,期中消費額+期中純資産増加額になります。司法修習が貸与制に移行したので,司法修習修了後の春先の不意打ちはなくなるわけですネ。それがいいんだか,わるいんだか・・・
♪BUMP OF CHICKEN「ギルド」(アルバム:ユグドラシル 収録)
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