2010-08-29

確か,優秀だという触れ込みだったのでは?

 つい最近―8月24日だったと思う―,2回試験―司法修習生考試―の結果発表がありました。司法修習というと,給費制の復活を!と日弁連がようやく―時機に後れてるって!―動き始めたトコで,ある意味注目の結果発表となりました。

 今回の2回試験は,旧63期の修習生を主に対象とした試験でした。旧とついているのは,旧司法試験―従来通りの司法試験―を受かった人たち,つまり,ロースクールに行ってない―であろう―人たちが対象です。
 で,結果の方は,不合格率が過去最高の約12.6%!という信じがたいものでした。2回試験も国家試験なんですが,通過儀礼というか,落とすための試験ではないんで,全員合格が当たり前の試験なんです。しかも,旧修習組で,この結果。旧修習組は優秀なんじゃなかったけ?我々,ロースクール出身の新修習組よりも優秀なんじゃなかったけ?

 と書きましたが,一概にそうも言えないようです。というのも,今回の受験者に再受験組も含まれているからです。2回試験に落ちても,その瞬間に,サヨウナラってコトはなくて,次の2回試験を受験することができます。もっとも,3回までしか受けれないようです。が,2回も3回も受ける必要のない試験なんで,回数制限なんて,どうでもいいんです。
 この再受験組が足を引っ張ったようですネ。21.3%がまた,落ちちゃったようです。次はどうするんでしょう?モチベーションが上がってこないんじゃ?かといって,諦めるのもなぁ・・・

 さて,この結果をどう受け止めるんでしょうね,日弁連は?税金から給費を受けながら,この体たらくか!?と批判されるのは必至ですよネ。貸与制になった方がかえって,修習生は真面目に修習に取り組むんじゃないか―貸与制になったら,2回試験に落ちてる場合じゃない―とも言われますよね,きっと。ものすごい逆風が吹き荒れっちゃってます

 ♪Mr.Children「言わせてみてぇもんだ」(アルバム:シフクノオト 収録)

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