2010-07-15

ひさびさの雰囲気

 今年に入って,事務所に新人弁護士が入ったので,裁判所に行く機会が結構,減ってきています。そんな中,久々に簡易裁判所の期日に出廷してきました。

 裁判所の雰囲気というと,厳かなんじゃないかと想像している人が多いのではないかと思います。地裁や高裁はそんな雰囲気です―地裁はまだマシ―。最高裁は残念ながらまだ,行ったことがないんで,雰囲気については知りません。裁判所は上にいくほど不親切になっていくので,最高裁の雰囲気なんて・・・と想像はしています。

 同じ裁判所でも簡裁の雰囲気は,厳かからはほど遠いです。法律家のヒヨコは羽ばたくのか!?29でも書きましたが,慌ただしさは半端ないです。裁判所の余裕のなさを感じました。余裕のなさを感じると不安になってくるんですよねぇ~大丈夫なんだろうかと。
 特に,簡裁は,当事者訴訟の比率が高いんで,その辺,大丈夫なんだろうかと危惧しています。が,当事者はそんな雰囲気を感じるどころではないのかも・・・

 簡裁には,もっとどっしりと構えておいていただきたいものです。なので,あんまり期日を詰め込みすぎず,原則,午前しか開廷しないなんて言ってないで,午後も開廷すれば,少しはマシになるんじゃないかと思うんですが。もっとも,午前にしか開廷しないコトにちゃんとした理由があるのかもしれませんが,燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや状態なのかも。
 それにしてもあの余裕のなさは,なんなんだろう?

 ♪Mr.Children「Monster」(アルバム:I ♥ U収録)

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