2008-11-28

法律家の卵は孵るのか!?

 予告通りに,法律家の卵は孵るのか!?と題して,修習生活を振り返ってみたいと思います。

 修習は何をするのかというと,分野別修習集合修習選択修習の3つに分けられます。
 
 今日は,分野別修習についてちょこちょこ書いていきます(ただし,内容は大阪の場合)。大阪の場合,分野別修習では,修習生を4つの班に分け,班単位で修習していきます。
 分野別修習は,民事裁判刑事裁判検察弁護をそれぞれ,裁判所,検察庁,法律事務所で修習します。
 期間はそれぞれ2か月です。歓迎会があったと思ったら,もう送別会といった感じです。分野別修習の中に,合同修習というのがあって,普段の修習と違い,起案や見学,講義なんかを修習生全員でやります。

 民裁,刑裁は,各部に6人ずつくらいの修習生が配属されます。裁判官室の中に修習生の机が用意されていて,法廷傍聴や裁判官と議論をしたりなんかして,訴訟手続きや事実認定等を学びます。
 刑裁では,模擬裁判をやったりします。

 検察は,修習生執務室という大部屋に修習生が放り込まれます。班の修習生全員が同じ部屋なので,ここで修習生同士が仲良くなったりします。
 検察では4人1組の班に分かれ,実際の被疑者を取調べ,処分を決めます。1人2件くらい事件が配点されるので,8人くらいの被疑者の取調べをすることになります。

 弁護は修習生1人に指導弁護士がつき,法律事務所で修習します。法律相談に立ち会ったり,書面を作成したり,被疑者や被告人との接見に立ち会ったりします。

 分野別修習の概要はだいたいこんな感じです。詳しく書くと,たぶん守秘義務に引っ掛かってきそうなので,概要のみにとどめておこうと思います。

 ♪大塚愛「羽ありたまご」(アルバム:LOVE COOK収録)

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