2011-10-30

日本の電子書籍は高すぎるといっても過言ではない

 何やら,Amazonが日本の出版社に突き付けた契約条件について,日本の出版社があーだこーだと言っているようです。
 あーだこーだと言ってるうちに,Amazonが作者と直で交渉し始めたらどうする気なんでしょうね,出版社は?

 という話に関係しないわけではないんですが,どう考えても日本の電子書籍って高いですよね?という話です。アップルのスティーブ・ジョブス氏の伝記「ジョブス伝」を例に見てみましょう。
 アメリカでは,ハードカバー版が17.88ドル(約1354円)で電子書籍版が11.99ドル(約908円)です。 
 それに引き替え,日本は・・・ハードカバー版が上下で1995円×2=3990円で,電子書籍版はほぼ同額らしいです。翻訳してるんで,いろいろ権利関係があるんでアメリカよりも値段が高くなるのはわかりますが,高すぎないですか?アメリカの倍以上じゃ,日本で本買って読もうかって人はどんだけいるんだか・・・
 ジョブス伝を発売直後に買おうと思ってる人って,たぶん,そこそこの知識人なんでしょうし,スマホに限らず,タブレット端末とかもいろいろ持ってるんでしょうし,英語も読めなくはないしという人が多いんでしょうから,アメリカから電子書籍版をダウンロードしちゃえって!コトになるんじゃないかと。

 本好きの人は,心配しなくてもハードカバーを買うんですよ,多少高くても。電子書籍で本を買おうって人たちは,値段が安いし,買ってみようかって感じなんだと思うんですよね。なので,電子書籍の値段はもっと下げないと!ハードカバーと一緒って,売る気ないんでしょ!?

 ♪Mr.Children「ためいきの日曜日」(アルバム:Everything収録)

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