各種媒体広告でおなじみの過払金請求ですが,近頃は非常に取りにくくなっています。広告のイメージどおりすんなりは返ってきません。あんな広告してたら,後でもめるんじゃないかとも・・・
そんな状況なんで,とりあえず訴訟します。そしてとりあえず判決を取ります。ほんとは,判決前に和解したいのはやまやまなんですが,そうも言ってられません。
で,判決をとっても払ってこない業者はまったく払ってきません。控訴してくるならともかく,控訴もせずに開き直ってるんでたちが悪いです。
それはそうと,結構,誤解している人が多いんですが,給付訴訟の請求認容判決が出たところで,裁判所は何もしてくれません。裁判所が支払ってくれると思っている人がわりと多いんですが,判決主文は,「被告は原告に対し・・・」ですからね。「裁判所は原告に対し・・・」ではありません。要するに請求できる権利があることを認めてくれただけです。
閑話休題。判決後(その前から)の交渉での一部業者の言い分はこんな感じです。
営業もしていない,貸付債権もすべて譲渡した,入ってくるものはなくて,出ていくしかない,なので,会社存続のために減額してほしい。
いつも思うのは,そんな会社が存続している意義は一体なんなんだろうか?ということです。いやだって,もう何のメリットもないし。そもそも株式会社は営利社団法人なんだから,営利を追求しない段階で意義はないハズです。
ささっと,破産なり特別清算なりしてくれたらいいのにと思っています。それをしないのは,会社のどっかにまだ資産が眠っていて頃合いを見計らって新規事業に乗り出す気なんじゃ?
となると,安易に減額なんかできません。だって,まだまだ資産あるんでしょ?おそらく。
♪Mr.Children「傘の下の君に告ぐ」(アルバム:BOLERO収録)
なるべく,語感と言うか語呂のいい言葉を探しました。とにかく探しました。で,見つけました!?青天霹靂にわか雨!!
青天の霹靂なんていうから,何事かと思ったら・・・にわか雨って!?
青天霹靂にわか雨。深いんだか,浅いんだか,そんな感じの取りとめのない法律家のタダの戯言(ざれごと)です。
2010-04-29
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