最近は,めっきりネガティブな話題しかない弁護士業界ですが,数年前は,バブルにわいてました。いわゆる過払金バブルってやつです。
ところが,このバブルもはじけてしまい,過払金の次に来るのは,残業代請求なんじゃない?と言われて,もう数年というのが実感です。つまり,残業代請求は,バブルにはならないんです!
そもそも,過払金バブルがやってきたのは,こんな感じで処理できたからなんです。
①貸金業者に取引履歴の開示義務がある。→通知すれば開示してもらえる。
②開示された取引履歴は,ほぼ間違いない。→そのまま計算すればいい。
③利息制限法の引直し計算の方法は一定→事務員で計算できる(エクセルに入力すればいい)
④争点になる点はあるけど,請求すれば,まぁ,まず負けない。→ちゃちゃっと訴訟すればいい。
⑤大手貸金業者の資力を気にすることはない。→取りっぱぐれることはない。
それに引き替え残業代請求はというと・・・
①使用者に労働時間を管理してる資料の開示義務はない。→でも出てくるけど。
②っていうか,そもそも労働時間を使用者が管理してない。→これはきつい・・・
③開示されたタイムカード等が実態と違うことがある。→これもきつい・・・
④会社によって,給与の締日や所定労働時間が異なる。→弁護士が計算しないと・・・
⑤給与に固定残業代を含んでるとか,○○手当は残業代の趣旨で払ったとか争点がいろいろ出てくる。→他の従業員との関係ですぐに和解できない・・・
⑥資力のない使用者がいる。→こればっかは,どうしょうもない。
ということで,残業代請求は,手間がかかる割に,取りっぱぐれることがあるんです・・・最近,なぜか,これからは残業代バブルだなんて記事が出ててます。その中で,弁護士が内容証明か電話ですぐ解決とか言ってますけど,ちゃんとやったことないんじゃない?この弁護士と思っています。
もちろん,依頼があれば,受任しますが,すんなり解決した方が少ないなぁ~というのが実体験です。特にトラック運転手の残業代請求なんか・・・
♪Mr.Children「アンダーシャツ」(アルバム:DISCOVERY収録)
なるべく,語感と言うか語呂のいい言葉を探しました。とにかく探しました。で,見つけました!?青天霹靂にわか雨!!
青天の霹靂なんていうから,何事かと思ったら・・・にわか雨って!?
青天霹靂にわか雨。深いんだか,浅いんだか,そんな感じの取りとめのない法律家のタダの戯言(ざれごと)です。
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