2011-10-19

で,真相は・・・藪の中?

 政権交代後3人目の総理大臣が誕生し,なんとなく前任の首相よりはマシだよねという感覚で,延命しそうな野田内閣ですが,発足そうそうに大臣の発言をめぐりつまずきかけたというのは,記憶に新しいところです。ところが,最近になって,どうも誤報だったんじゃないかという報道が出始めて・・・

 誤報だったんじゃないかという報道は,前経産相の「死の町」発言と「放射能をつけちゃうぞ」発言の内,後者の方です。
 あまりにも子供じみた発言内容で,一国の大臣の言動としてはにわかには信じられなかったわけですが,誤報だという報道が事実であれば,やっぱりという感じでしょうか?
 法律的にというか,裁判での事実認定という視点でちょっと考えてみましょう。当の前経産相が―報道では―明確に肯定も否定もしてなかったと思うんで,主張がよくわかりませんが,肯定されると,争点でもなんでもなくなるんで,ここは否認してもらいましょう。
 そうすると,前経産相の言動を見聞きしたという記者の供述が唯一の証拠ということになるわけですが,この供述がてんでバラバラなんですよねぇ~なぜか・・・さっきもチラッと書きましたが,一国の大臣の言動としてはにわかに信じられない言動なわけで,インパクトがあって記憶にも残りやすいんだと思うんですが,そうじゃないのかな?
 てんでバラバラな供述だと証明力は低いし,言動自体がおよそ不自然なんですよね,大臣というか,ごく普通の人であれば,およそしない言動ですからね。ということは,前経産相の言動を認定できないんじゃないだろうかと思っています。

 どうも,この時のやり取りって録音されてるみたいなんで,それを聞けば解決するんですけどね。そして,そもそもは,前経産相が明確に否定しなかったんで,こんなメンドクサイことになってるんですけどね。
 それにしても,前復興担当相の時といいなぜ,メディアはすぐに報道しなかったんでしょうね?ここが最大の疑問です。

 ♪Mr.Children「フラジャイル」(アルバム:B-SIDE収録)

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