2011-05-07

数字を紹介するだけで,陳腐な分析も予想もしない

 平成23年の新司法試験が間近に迫ってきました。そんな中,法務省から受験予定者数が何気に発表されてました。

 法務省の発表によると,今年の受験予定者数は,1万1687人です。この中から少ない人数が受け控えることになると思うので,実際の受験者数はもっと少なくなると思われます。
 ところで,出願者数は,1万1892人だったんですよね。そうすると,205人減っているわけですが,この205人は,おそらく,ロースクール修了見込みということで出願したものの,ロースクールを修了できなかったんですね。
 実際,出願段階では,4309人が修了見込者でした。で,今回発表された受験予定者数の内,1回目の受験者数は,5430人です。あれ,数字が合わないと一瞬思いますが,去年までに受け控えしている人がいるからです。

 予備試験の出願者数が8971人ですから,新司法試験と合わせると,2万人ちょっとしかいないんですよね,法曹志望者って。出願者が最も多かったとおもわれる平成15年の司法試験は,5万人超えてましたからね。数年でここまで敬遠される法曹って一体?日弁連もこの辺の検討が必要ですよ,きっと。

 ♪Bank Band「昨日のNo, 明日のYes」(アルバム:沿志奏逢 2収録)

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