2009-11-29

法律家の卵は孵るのか!?⑬

 砂漠に出る前のオアシスだった司法修習生時代を振り返るというこのコーナーですが,修習期間が1年では振り返る事柄も限られていて,ネタ切れ寸前です。
 今までは,修習にスポットを当ててきましたが,今回は,少し角度を変えてみようと思います。今回のテーマは修習生の食事情です。

 修習生の食事情といっても,要するに修習時間中の昼食をどうしているか?ということです。分野別修習の裁判修習と検察修習中は,修習生は4人~6人くらいのグループに分けられます。この人数が最小単位です。基本的に,修習生はこのグループごとに行動します。これは,昼食時も同様です。つまり,昼食は修習生4人~6人で出かけます。

 大阪の場合,大阪地方裁判所には,地下に食堂がありますが,グループの中にグルメな人がいると,食堂は使いません。P庁(正確には,法務省(?)の合同庁舎)にも1階に食堂上層階(30階くらい?)にレストランがありますが,同様の理由で使いません。なので,裁判所やP庁の近くのごはん屋さんに食べに行きます。

 大阪地方裁判所周辺は店が多いんですが,法律事務所も多いので昼時はどこも込み合っています。しかも,裁判所の昼休みは12時15分からなので,15分出遅れてしまいます。さらに,修習生4人~6人で店に行くので空席がないなんてこともしばしば・・・店の多さの割に,店探しには時間がかかります。ちなみに他の修習生のグループに先を越されていると,かなりイラっとします。
 P庁の場合は,昼休みは12時からなので,出遅れることはないんですが,裁判所ほど店がなかったので,やっぱり店を探すのが大変でした。最近は,P庁の隣にほたるまちが出来たので,事情が違ってると思いますが・・・

 こんな感じで,修習生同士で,外に食べに行くのが原則なんですが,諸事情があって外には行かない(行けない)というときもあります。そんなときは,コンビニだったり,裁判所やP庁の売店だったりのお世話になります。また,裁判官と一緒に食べに行くこともたまにありました。ちなみに検察官と行ったことはありませんでした。

 ちなみに,弁護修習中は食事情がまったく異なります。各法律事務所に修習生1人なので,修習生同士で食事に行くことはしません(できない)。指導弁護士だったり,他の弁護士と一緒に食事に行くことになることが多いようです。しかも,弁護修習中のいいところは,食事代はすべておごってもらえるということです。裁判官と一緒に食事に行くこともと書きましたが,裁判官はおごってはくれません,自腹です。

 ♪BUMP OF CHICKEN「ガラスのブルース」(アルバム:FLAME VEIN +1収録)

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