2010-12-25

惰性でやっているといっても過言ではない

 2010年も残すところあと数日となってしまいました。この1年間を大々的に振り返るコトはしませんが,結構,やり残したコトが多かったという例年と何ら変わらない,何の変哲もない年でした。

 年末になると,必須では必ずしもないのに,やらなければいけないコトがあります。年賀状と大掃除がとりあえず思い浮かびます。ってか,どっちもまだ手つかずです。
 年賀状は,12月25日までに出せと郵便事業会社は圧力をかけてきますが,27日,28日に出したって,元旦に届くんでしょ,どうせ。と思っているんで,25日までに出すコトは,早々と諦めています。年賀状といっても葉書ソフトで作るんで,そんなに手間ではないんで,あんまり文句は言えないんですが。
 大掃除については,去年の今頃,青天霹靂にわか雨の中でも3月でいいんじゃないかというコトを書いたんで,まぁ,そんなスタンスで。ただ,どっかで思い切ってやらないと,どうせやらないんで,結局,年末にやるハメになるコトは目に見えてますが。

 年賀状と大掃除以外に他なんかあったっけ?やり残したコトは多いですが,年末に片を付けないとダメなのは,取り急ぎこの2つみたいですネ。

 ♪Bank Band「何の変哲もないLove Song」(アルバム:沿志奏逢 2収録)

2010-12-20

ごはん屋さんに行って,これ,おいしいよ⑮

 主に,極個人的なおススメの小説を紹介するごはん屋さんのコーナーです。小説を紹介するとなると,必然的に伊坂幸太郎になるんで,たまには,違う小説家の小説を紹介しようと思います。

 今回,紹介するのは,佐藤友哉「333のテッペン」(新潮社)です。
 
 例によってまだ文庫されてないんで全部は読んでません。が,Story Seller(新潮文庫)というアンソロジーに表題にもなっている「333のテッペン」と「444のイッペン」が収録されてたのを読んだことがあります。
 表題作の「333のテッペン」は,東京タワーのテッペンで殺人事件が発生し,謎めいた主人公の土江田と,やっぱり謎めいた探偵の赤井が犯人を探す・・・というのが,大まかな内容です。ミステリーだと期待して読むと,がっかりですが,読物としては,いい感じです。世界観が個人的には気に入りました。

 上記の2作以外に「555のコッペン」と「666のワッペン」が収録されています。長編というか,連作短編ですネ。紹介しといてなんですが,文庫化されるまではきっと読まないんだろうなぁ~

 ♪レミオロメン「東京」(アルバム:花鳥風月 収録)

2010-12-18

そういえば,そんなコトもあった気がする。

 先日,通称2回試験の合格発表―正確には不合格発表―がありました。不合格者は90人でしたが,今年は,弁護士がとうとう3万人を突破するぞ!というコトに焦点が当てられていますネ。

 そんな法曹人口の増加について,5年くらい前に小論文を書いた記憶があります。たぶん,どっかのロースクールの入試だったかと思います―記憶が定かではない―。一応,既習者コースと未修者コースを併願してた―受験料が割引にならなかった記憶が―んで,一応,小論文の入試も受けました。まぁ,小論文の勉強なんてまったくしてませんが。
 で,法曹人口の増加については,否定的なコトを書いた記憶があります。たぶん,公務員に定員があるんで,法曹人口増加といっても,弁護士しか増えない→弁護士が増えると裁判の事件数は増加する→事件数は増えるが,裁判所のキャパは増えないんで,事件が滞留するみたいなコトを書いた気がします。

 結果は,予想どおり不合格でした。もっとも,未修で受かってもとは思ってたんで,それ自体はどうでもいんですが。とはいえ,なぜ不合格だったかは,ちょっと気になります。①論理的じゃない,②結論がロースクール的は気に入らない,③論理的かどうか以前に,そもそも文章力に難があったの3つくらいが候補です。
 ②ってコトはないんでしょうネ,たぶん。①のような気もします。実際,弁護士が増えて事件数が増えてるような気もしますが,ほとんど過払いですからネ。弁護士の増加との因果関係はないんですよネ?単純に③のような気もします。ってか,③なんじゃ?

 とかいうコトをちょっと思い出してました。それはそうと,弁護士人口の急激な増加をどっかで総括しないとダメなんじゃ?日弁連がやると,また,新聞の社説で叩かれる―と思う―んで,最高裁か法務省でやってください,是非!

 ♪Mr.Children「もっと」(アルバム:HOME収録)

2010-12-14

法律家の卵の産み方⑩

 法律の学び方をつらつらと書いていくコーナーの続編です。前回まで各論編と称して,各法律の学び方―と呼べるかどうかは,かなり怪しいのだが―を書いてきました。で,六法すべて書いたんで,終わろうと思っていたんですが,よく考えると,新司法試験の範囲は,六法のみではありません。また,普通に法学部法律学科を卒業するためには,六法だけで足りないと思います。ってことで,各論編を続行します。7回目の今回は,行政法です。

 恒例になりつつある入口の話をすると,行政法は入りにくいです。はっきり言ってよくわかりません。行政法には,①行政法総論と②行政救済法の2科目あるんですが,行政法総論のわかりにくさときたら・・・行政救済法を勉強すると,総論の方も理解できてくるんですよネ。ただ,行政救済法を勉強するには,行政法総論,民法及び民訴を理解していることが前提になってきます。
 そもそも,憲法でもちょっとでてきますが,行政って何?という定義が結局,しっくりくる定義づけができないとかいうトコからスタートするんで,出鼻くじかれますよネ?

 そんな行政法ですが,①宇賀克也「行政法概論Ⅰ~Ⅲ」(有斐閣),②塩野宏「行政法1~3」(有斐閣),③芝池義一「行政法総論講義・行政救済法講義」(有斐閣)辺りがスタンダードなんだろうと思います。個人的なおススメは宇賀先生です。読みやすさは抜群で,判例の引用も豊富です。行政法総論の体系が独特なトコで戸惑いますが,そのうち慣れます。塩野先生と芝池先生は,やや難しい印象です。

 ♪Mr.Children「名もなき詩」(アルバム:深海 収録)

2010-12-11

そこまで言われると逆に。

 iPhoneの人気から火が付いたと思われるスマートフォンですが,GALAXY等他の機種―端末―も出始め,いよいよスマートフォンがスタンダードになるのでは?という予感がする今日この頃です。というか,携帯電話会社とかに,乗せられてる感は否めませんが・・・

 実際,iPhoneを買った人からは,もうiPhoneなしには仕事ができないとか言われ,絶賛されてます。今まで仕事やってきたんだから,できなくはないでしょ?と思ってますが・・・
 とはいえ,スマートフォンはあると便利なのは,間違いなさそうなので,次に携帯を買い換えるときは,必然的にスマートフォンにしようとは思っています。で,問題なのは,機種をどれにするか?です。実際,iPhoneユーザーは,絶賛してるんで,iPhoneかなとも思うんですが。そこまで絶賛されると,ちょと・・・青天霹靂にわか雨から読み取っている人もいる―のか?―かと思ったりもしますが,割とひねくれてるトコもあったりして。ただ,何か選ぶときは,結局スタンダードを選ぶコトが多いのも事実で・・・

 もう1つ,追記しておくと―わざわざ,追記するコトもないのだが―,個人的にgoogleは結構好きなんですよね。というか,googleは,クラウド化しつつあり,割と個人情報―Gmailが中心―を預けちゃってますからね。Appleよりは,googleかな?ただ,立場的には,googleとあんま仲良くはできないんですけどね,まぁ,そこんトコは,メンドクサいんで,割愛―たぶん,蛇足にも書かない―します。
 ってか,携帯+iPod touchで別にいいんじゃ?

 ♪Mr.Children「I」(アルバム:SENSE収録)

2010-12-07

妄想と思考

 10月5日に記録を更新して以来,割と更新し続けている青天霹靂にわか雨ですが,最近,ちょっと余裕がなくなってきた感じがしています。

 というのは,各投稿につけたラベルです。「妄想と思考」は10月6日まで遡ります。約2か月です。もちろん,妄想ばっかだとそれはそれで,別な心配をしないといけないんですが,少しばかりの妄想と思もができない状態は,それはそれで・・・
 一文が長くなりすぎましたが,ちょっとばかし,アホ―関西なんで,バカではない―なコトも考えないとなぁ~とか思う今日この頃。未来の修習生の心配をしている場合じゃないのかも

 なんてコトを書いてはいますが,「妄想と思考」に至るには,まだまだ時間が必要なようです。というか,きっかけってほとんどなくて,不意に思いつくようなレベルなんです。考え込むようなコトでは決してないし。

 という戯言にもなっていないただの駄文を何のオチもなく,ひっそりと締めくくる。

 ♪BUMP OF CHICKEN「ギルド」(アルバム:ユグドラシル収録)

2010-12-05

そろそろやってみたいコト―ビジネス雑誌を読む―

 先月だったと思いますが,「選択」という雑誌が事務所に送られてきました。これから定期購読してくださいという宣伝です。
 
 「選択」を読む読まないは,別として,そろそろビジネス誌と言われている雑誌を読んでみようかなと少し思っています。情報過多のこの時代ですが,整理された情報って,そう多くはない印象です。個人的に情報を整理すれば済むんでしょうが,その作業が結構,メンドクサイんで,金を払ってみようかと。
 とはいえ,いろいろ出てるビジネス誌のどれを読むのか?ってのは,結構,重要です。数誌読むというのが,いいんでしょうが,時間と金が・・・やっぱ,日経ビジネスが人気なんでしょうか?

 ただ,毎号毎号読むと,スペースの確保が大変です。まだ,部屋のキャパシティの問題が解決されていなんで,これ以上,問題を大きくするわけにはいかないんです。
 なので,電子書籍で読めると,いいなと思っています。小説は,文庫で読みたいけれど,雑誌は電子書籍の特色が活かせそうな気がします。ネットと連動とかもできるでしょうし。
 そうすると,まず,電子書籍リーダーを買わないと。個人的には,kindleが欲しいですが,まだ日本語書籍が買えないんですよネ。そうこうしているうちに,i padやらGALAPAGOSやらが出てきて,kindleは?頑張れkindleというか,amazon!

 ♪Mr.Children「ラララ」(アルバム:DISCOVERY収録)

2010-12-04

法律家の卵の産み方⑨

 法律の学び方をつらつらと書いていくコーナーも何だかんだ言って9回目を迎えました。各論編の6回目の今回は,六法最後の科目,刑訴こと刑事訴訟法の学び方です。

 刑訴の基本書はいろいろ出てます。が,刑訴って,学説と実務のかけ離れっぷりがハンパない科目です。
 学者が書いてる基本書では,田口守一「刑事訴訟法」(弘文堂)が一番無難な本だと思います。かつては,田宮裕「刑事訴訟法」(有斐閣)がスタンダードだったんじゃないかと思います。が,田宮先生が亡くなられて改訂がされなくなったんで,田口先生がスタンダードに。まぁ,田宮説って独特なトコもあるんでその辺も影響してるのかも。
 個人的なおススメは,「刑事訴訟法講義案」(司法協会)です。読みやすいのとわかりやすいトコがいい感じです。訴因の説明で,鴨川のたとえって,初学者には,わかりにくいんですよネ。そこんトコもこの本はわかりやすいです。また,判例の引用がハンパないです。ただ,事案までは書いてないんで,結局,判例集に当たらないとダメなんですけどネ。
 この本の欠点として,よく言われるのが,捜査の部分が薄いというトコです。まぁ,確かに薄い感は否めませんが,極端でもないんじゃないかと。そこんトコを補うなら,池田修・前田雅英「刑事訴訟法講義」(東京大学出版会)ですネ。
 刑訴で使うなら,どっちかか両方というのが,実務よりでいいんじゃないかと。良い悪いは別として,やっぱり判例実務が出発点だと思うんで。

 ♪Mr.Children「ランニングハイ」(アルバム:I ♥ U収録)

2010-12-01

蛇を描き終わるのは,横並びのような気がする。

 2010年もとうとう,12月に突入してしまいました。もう,12月です。お歳暮やら,年賀状やら大掃除やらといった,是が非でもしないといけないコトではないケド,やっぱやっとかないと!という感じで忙しくなっている気がします。そんな12月も月始めは,蛇足のコーナーからスタートです。

1 法律家のヒヨコは,羽ばたきたいのに足かせが・・・
 「並びに」を使いたがる人がたまにいます。格調高くしたいんでしょうか?この場合は,「及び」なんだけどと思いつつ読んでいます。

2 法律家のヒヨコは,羽ばたきたいのに足かせが・・・②
 「若しくは」を使いたがる人は・・・そんな人に出会ったコトはまだないですネ。「並びに」を使いたがる人っているんですヨ。

3 大枚はたいて羽ばたけるか?⑥
 司法研修所の寮に入ると,寮費を払う必要がありますが,光熱費はタダなんですよネ。しかも,給費制の下では,集合修習中は日当が支払われるので,ほとんど,タダなんです・・・実は。

4 法律家の卵の産み方⑦
 藤田広美「講義民事訴訟法」(東京大学出版会)を使う場合は,同じ著者の「解析民事訴訟法」(東京大学出版会)と実質セットになります。抱き合わせなんてとも思いますが,セットで買って損はないんじゃないかと個人的には思います。

5 実力を過信できるほどの信頼感はない
 まったく疲れがとれない状態が続いています。栄養ドリンクなんて気休めにもならないといっても過言ではない。

6 ごはん屋さんに行って,これ,おいしいよ⑭
 そういえば,ゴールデンスランバーがとうとう文庫化されました!!

7 大は小を兼ねる?
 評議が非公開だと書いていて,ふと思ったんですが,評決に瑕疵があった場合って,救済の余地はないってコトですか?ここ最近の法曹の不祥事―というレベルではないが―からすると,評決の瑕疵とかも出てきそうですが。

8 司法試験では?
 公認会計士試験に受かっても就職難で2年間の実務経験が積めない可能性があるそうです。どこの業界も厳しいようです。

9 法律家の卵の産み方⑧
 手形法及び小切手法をなぜ勉強するかというと,法律の解釈のいい勉強になるからです。おぼろげな記憶をたどると,確かにそうかも。ってコトで,法律を勉強していくには,必須科目みたいです。

10 大枚はたいて羽ばたけるか?⑦
 本文でも書きましたが,どうせ大した議論なんてできずに―せずに?―延長延長を繰り返すんでしょうね?議論が尽くされていない以上は,貸与制に移行できなくなっちゃいましたからネ。

11 意味のないことをやり続けても意味はない。
 ひこにゃんって,彦根城をうろうろしていると思っていたんですが,そうではないんですネ。あんなショーを見せられても・・・

 ♪Mr.Children「ストレンジカメレオン」(アルバム:シンクロナイズド・ロッカーズ 収録)

今さらながら,都構想の根拠法を見ておこう

  大阪市を廃止し特別区を設置するいわゆる大阪都構想の2度目の住民投票が11月に行われます。前回の住民投票は僅差で否決されましたが,今回はどうなるんでしょうか?  そんな大阪都構想の是非は,いったん置いといて,その根拠となっている大都市地域における特別区の設置に関する法律の条文を...